アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

アメリカビジネス英語10: Caveat(聞き手に警告の前置き)

今日はCaveatについて書きたいと思います。英語の勉強の本などなどでは聞いたことのない言葉ではないでしょうか?しかしながらアメリカ人と仕事しているとしばしば聞くことがあります。

例えば何かの提案を述べるとき、その案にはうまくいくための前提条件があったり、制限があるなどの注意事項も併せて理解してほしい場合があります。そのように、注意事項を説明したい時に使います。こういった目的に使える言葉としていくつかリストします:

  • Caveat
  • Red flag
  • Caution
  • Limitation
  • Restriction

例えば、ある医療機器インプラント製品の臨床安全性データをある一定以上の質と量で集めなければならないことがありました。臨床の専門家のメンバーたちと議論して、AustraliaとUKにある臨床データベースがもっとも期待できるデータベースであるとして、6か月以内に必要なデータをレポートしてもらう契約をすることにしました。その専門家としてはこれが最善かつリスクの低い方法ですが、一つだけ難点がありました。それはある一つの製品の情報については期待できないということでした。しかしながらその他すべての製品を網羅できる最善の方法でした。

これをLeadership member(決済権をもつマネジメントグループ)に説明した時、その制限(一つの製品だけは網羅されない)ことを説明するためにCaveatを使いました。

One caveat is that neigher Australia nor UK database would support the particular prodcut. We continue discussing with Clinical team for additional action for the product. Their idea is to contract with a couple of heavy user accounts (= surgeons) for data-use agreements. They are discussing with marketing for a list of good candidates for the agreements.

こういう話の時に、Caveatやその類の言葉を挟むことで、聞き手によく聞いてほしいという注意を促すことができます。マネジメントにはリスクや制限をしっかり理解する義務がありますが、いろいろと忙しく、注意が瞬間的に散漫になることがあります。特にこのごろのテレカンでの会話ではdistractされることが大いにあります。ですので、こういう言葉を挟んで相手の負担を軽減してあげることもわかってもらうためには必要な工夫かなと思います。One caveatをややゆっくりと、ほんの小さな沈黙をはさんだ後に言うと自然に聞こえます。

マネジメント相手ばかりではなく、プロジェクトメンバーとの会話でも使えます。お役に立てたらうれしいです。