ビジネス英語シリーズでは、アメリカで仕事をしていて便利な英語表現をシェアしています。10年間勤務している現職での日常会話からピックアップしています。
ビジネスのプロジェクトではリスクはつきもので、リスク低減策や代替え案を常に考慮する必要があります。そこで、そういうプロジェクトのリスクマネジメントで出てくる表現について書きたいと思います。
- Risk Register/Risk log
- Risk mitigation
- Contingency plan
まずは、プロマネ用語とも言えますが、Risk Registerというツールがプロジェクトのリスク管理でよく使われます。Risk Logともいわれます。一般的にはエクセルで作った表で、考えうるリスク事項をリストし、Probability や Impactを数値化して示します。
Riskはそのレベル (high, medium, low) という側面からの分類と、リスクへの対処という側面ではMitigation, Avoid, Acceptという分類があります。
Risk Mitigationはリスク軽減策で、例えばその悪い結果が起こる確率を下げるためのアクションが該当します。リスクは、時にはどうにもならないものもあり、それはAcceptと分類できます。Avoidはリスク回避です。プロジェクトにインパクトなく回避できるリスクは、そもそもrisk registerに乗せる必要はないですよね?(笑)例えば回避策はあるけれど、その方法でいくとプロジェクトのcostやtimelineが50% upしますという場合、その案をLeadership memberと議論する、というケースが考えられます。
Contingency planは、万一悪い結果が起こってしまった場合のための補助策や救命策のようなもので、proactiveに計画されるものです。リスクに対するProactive strategyと言えます。リスクがおこる可能性を下げはしませんが、起こってしまった場合にもプロジェクトのゴールにインパクトしないようにさせるための対策です。
例えばあるパーツを製造するサプライヤーが、納期を満たすためにアグレッシブな計画をしています。Step 1, Step 2, Step 3と進むためには工程ごとの試験をパスする必要があります。その工程を良く知っているあなたは、それらの試験は初回にfailすることが稀ではないことを知っています。再試験が必要になってから追加試験用のパーツを作っていてはタイムラインを満たすこてゃできません。そんな場合を事前に考慮して試験用のパーツをあらかじめ多めに作っておいた方がいいと思っています。そんな時はまずサプライヤーにis there a contingency plan?と聞いて考慮を促すことができます。
以上です。ややプロマネの話っぽくもなってしまいましたが、お役に立てばうれしいです。