アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

グローバル化、リモートワークへの期待

コロナ (COVID19) の影響で3月中旬からリモートワークが続いています。まだうちの会社ではオフィスに戻る日程に目途は立っていません。ここアメリカのマサチューセッツでは多くのオフィスワーカーが同じような状態です。

私個人的には、リモートワーク大賛成です。もうオフィスには戻りたくない…。少なくとも週5日毎日オフィスに行くという状態にはできるだけ戻りたくないと思っています。

 

個人的ですが、リモートワークの利点は、往復1.5時間の運転がないこと。それによって即仕事を開始でき、即仕事を負えることができるというのは素晴らしい!

朝、昼、夕方の3回外を歩く又は走ることができる。仕事の後にストレッチとヨガができる。必要なら平日に料理も買い物もできる。これだけ自分のための時間が得られるうえに、仕事時間も効率もオフィスにいるときより高い。欠点は一つも見つかりません。

以前にも書きましたが、私の仕事相手の多くはアメリカの別の州かヨーロッパで、オフィスにいてもミーティングはカンファレンスばかり。私にとってリモートもオフィスも変わりがほとんどありません。

 

日本の職を得ようと思って昨年から日本を相手にする転職エージェント(日本人及び外国人)といろいろと接触してきましたが、日本にはリモートワークがほとんどないということに驚きました。確かに日本にいたころはリモートなど頭の隅にもなかったのですが、アメリカにきてからは社員や契約社員の何人かがリモートであることは普通で、別の州や別の国の人と働くことも普通です。日本は、グローバルな会社であってもまだそれがないというのに驚きました。どうして同じオフィスに毎日いないと仕事ができないと信じられているのでしょうか?

私の場合、アメリカからのリモートワークの機会を探していました。日本とアメリカ、欧州の規制対応ができる日本人ということでグローバルな企業に機会があるのでは?と思ったのです。しかしどうやら日本の会社はアメリカとヨーロッパのことはほぼ現地に丸投げで、日本とアメリカの間をやり取りするようなポジションは存在しないことがわかりました。日本は日本だけ。外国は各国の現地の人間だけ。コミュニケーションがあまりない。これ日本に特殊です。私の会社も、サプライヤーの会社も、各リージョンにプロフェッショナルがいて密にコミュニケーションをとっています。COVIDの後日本にも働き方に変化があるとのことですが、そこまで大きな変化は期待できていないとのことです(エージェント談)。

これは本当に日本にとって損だと思います。日本ももっとグローバルに声を発信してほしいです。確かに日本の会社は駐在員を送るということをしています。でもそうすると駐在員だけに閉ざされてしまいます。そして大抵は駐在員は日本に戻ってマネジメントなり、次の駐在員に同じように指示をします。決まったグループの人間だけの間に閉ざされてしまいます。個人的にはルーティンに駐在員を送るよりもっと多くの一般社員に直にやりとりさせることで日本全体として外国経験の底上げとなると思います。

私は各国の薬事のメンバーとメール/電話でやり取りがありますが、どの国の人たちも英語が上手です。先進国ばかりではありません。小さなアジアの国の人たちも比較的キレイな英語でメールを書き、電話で話すこともできます。おそらく日本以外のどの国でも、外国のメンバーとのコミュニケーションが当たり前、外国のパートナーと働くことが当たり前という理解が浸透しているんだと思います。英語の質については日本が一番低いように思います。外国でのビジネスにもっと立ち入り、日本の声を力ずよく投げかけてくれるようになるといいなと思います。そうすればリモートワークももっと進むのではと思います。