アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

アメリカに住んで体調がよくなった

アメリカに住んで良かったことは?という質問をよく受けます。車通勤(満員電車からの解放)、人口密度がちょうどよい、緑が多い、ラフな服装でいられる等、あるのですが、中でも私にとって最も以外で最も良かったことは体調がよくなったことです。

 

あの超こってりかつ化学物質もりもりの食生活で??と思いますね?そのあたりのことは別の日に書きたいと思います lol

具体的には下記のようなことが体調を”自然に”向上させました。

  1. 夜が休息の時間になった
  2. 湿度が下がった
  3. 部屋の蛍光灯がなくなり間接照明になった

 

  • 夜が休息の時間になった

私のいる会社は朝方の傾向があって、朝7:30に仕事を始めているのが主流で8時にはほとんどの人が既に仕事を初めています。ということで午後4時から人が減りはじめ、5:00~5:30にはほとんどがいなくなります。夕食に出かけてそのまま仕事続行あるいは夕食&飲みに出かけるということは全くなくなりました。始めのうちは寂しかったのですが、これに慣れるとあの東京時代の生活は絶対無理!東京の人々は本当に体が強い...。

6時頃に帰宅できます。軽く運動する時間もできました。食生活も自炊になり健康的になりました。9:30~10:00に寝ることができます。これにより睡眠時間が増加したのですが、それより睡眠時間帯が適正化されたことbの意義が大きいと思います。睡眠中に成長ホルモンがでてこれによる体の修復に健康効果が高いわけですが、それは10時~2時ころがマックスと言われています。この時間帯に深い、安定した睡眠状態であることがこのホルモン効果を最大限に活かすうえで大切です。このゴールデンタイムにしっかり寝ているというのは東京では”社会的に”難しかったと感じます。

 

 

  • 湿度が下がった

日本は暖かい季節の湿度が高い!東京では気づかなかったのですがこの高湿度が慢性的なよくわからない体調不良の大きな原因でした。健康づくりの話題の中では食事、運動、睡眠などがよく注目されますが、湿度が取り上げられることは少ないですよね?盲点でした。

うまく説明できないのですが、東京では慢性的に体調がすぐれませんでした。いつも疲れていて少ししんどいという感じです。病気ではなく、会社にも普通に行っていたわけですが、常に体のどこかにしんどさがありました。漢方もマッサージも効果がありませんでした。ここアメリカの東海岸は西海岸のようにはドライではありません。湿気があります。でも東京よりはずっと過ごしやすいレベルです。

ところで私は薬学専攻で、漢方に興味があってよく勉強しました。湿気は自然に体内にこもります。特に代謝の低めの女性では水分の排泄が追い付かずにたまる傾向にあり、停滞した水分が体に悪影響をすると考えられています。化学的な薬とちがい、ある種の漢方薬には悪い水分の排泄を自然に促すものがあります。漢方の難点は、自分の体にバッチリ合ったものをでなければ効果を得られないことが多いということです。正確な処方をしてくれる医師は残念ながら希少と思われます...。漢方の見立ては西洋医学より難しい。

 

ということで、この湿度の改善と、上記の夜の改善でどう工夫してもよくならなかった体調不良が、努力も意識も要さずに自然に改善しました。

 

部屋の蛍光灯がなくなり間接照明になった

最後にもう一つ。家に眩しい蛍光灯がなくなり、間接照明だけになったことも睡眠改善につながりました。間接照明に慣れた後に実家に帰省した時、蛍光灯の眩しさにびっくりしました。夜なのにこんなに部屋を明るくしていたんだ?と初めて気づきました。こちらでは間接照明が主流で、夜は自然に暗めになります。これによって夜は9時ごろから自然に眠くなるようになりました。東京にいたころは9時、10時にはまだ眠くなりませんでした。10時ごろから成長ホルモンのゴールデンタイムが始まることを考えれば、この時間帯は少なくとも眠りの準備態勢にありたいです。

 

以上がアメリカに来てから得られた意外な体調改善効果でした。体は環境と習慣に大きく影響を受けていますね。