アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

アメリカビジネス英語5: Appreciate(感謝表現)

今日は感謝の気持ちを伝える表現の使い方について書きたいと思います。ここでは社内の会話やわりとカジュアルに話せる間柄を想定しており、お客様相手や社外の重要なビジネスパートナーといった特別な状況については別の表現が適切な場合があります。

  • 感謝を伝える表現

感謝を伝える表現はたくさんあり、ネイティブでない私たちには上手に使い分けることが容易ではありません…。It is tricky...

Thank you.

Thank you very much.

Much appreciated.

I really appreciate it.

I trully appreciate it.

You are the best.

You rock!

  • 最も日常的に仕事でつかう感謝の表現

Thank you.

これが最も基本、有用かつ無難な表現です。もっと感謝を伝えたいけど適切な表現がわからない場合も、Thank you very much.とかThank you so much.のようにすればそれでも大きな感謝を伝えることができます。同僚にも、仲の良い相手にも、タイトルが上の人でも、社外でよくコミュニケーションする相手にも幅広く使えます。

単純だから感謝の感じが下がるというわけではありません。シンプルでもThank youはベストです。

  • 感謝の度合いを上げる表現/ややフォーマル感をだす

I really appreciate it.

I truly apprecaite it. (フォーマル感あり)

Thank you very much.

何かもっと大きなことをしてくれた時は感謝の度合いを少し上げたこれらの表現が有効です。何回も使うと変な感じがしますので、乱用は避けましょう。

  • カジュアルな感謝表現

Much appreciated.

You are the best!(かなりカジュアル)

You rock!(かなりカジュアル)

Much appreciatedは通常、語尾につけます。The summary table that you provided was so helpful. That made my work so ealier. Much appreciated.みたいな感じです。同僚間で使えます。タイトルが上の人には、私は使わないなと思います。

You are the best!はカジュアルな表現です。同僚のなかでも日常よく一緒に仕事する中で使えます。親近感が増す良い表現です。

You rock!はそうとうカジュアルです。私は使ったことがありません。友達レベルに達した同僚か、仕事ではない友達同士で使えます。私の上司はカジュアルなタイプで、上司からYou rock!と言われたことが何度かあります。

  • NG表現

NGかどうかは場合によりますが、ネイティブではない私たちにとって避けた方が無難な表現として2つ挙げます。

Thank you in advance.

Would appreciate.

私のやってしまった事例です。こういう表現を、”何かをお願いするときに”使ってしまったのですが良い表現ではありません。Thank you in advance.は私が受け取ったメールで見たことがあったので真似をして使ったのですが、場合によってはややpushyに思われる、あるいは、あなたがやってくることを当然と思っているというようなニュアンスにとられる可能性があります。れっきとした担当者にお願いをするばあい、当然その担当者はやってくれるはずなのですが、この表現の使い方は難しいので、使わないのがおすすめです。

I would appreciate.もpushyな感じ聞こえるそうです。I would appreciate if it is reviewed by Friday.なんて、ちょっと圧力を感じてしまいます。お願いが”強い”という感じ。Appreciateは使い方でニュアンスがかわります。wouldとappreciateを一緒に使わないようにしましょう。

  • お願いするときの日本語との違い

アメリカでは”どうぞよろしくおねがいします”とか”お忙しい中すみません。どうぞよろしくお願いいたします”というようなことをあまり言いません。お願いをする時は、(1)とってほしいアクションを明確に伝える、(2)期限を伝える、(3)please let me know if there is any questionを付け加える。これでOKです。お願い文にCould you,...をつければ問題はありません。もしちょっと複雑な案件ならconferenceを設定して背景から説明して、質問の機会を与えるというのも手です。A quick callでいいんです。10分で終わるかもしれませんが、実際に話すと返答率があがります。もし突然のお願いを詫びたい場合には、I apologize for such a short  review time.と付け加え、アクションをとってもらえたら、thank you, everybody. Much appreciated.という感じです。

 

感謝の伝え方についてまとめてみました。お役に立てばうれしいです。