アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

自然治癒力がすごい-体調もメンタルも悪い癖も

今日はのテーマは、最終的には自ずから治癒、改善する以外に方法はないということで書きたいと思います。これは体調も、メンタルも、自己啓発/改善全てにおいてです。

以前の投稿で書きましたが、20年もの体調不良(肩こり、疲労など)から、ついに今年に3週間の休職に至って、”底を見た”ことによって、自ずから自然治癒力に委ねるように考えが変わりました。

今思えば、体にいいはずで良かれと思って様々なことをしてきました。整体、漢方、ジム、エアロビ、マラソン、水泳、動物性たんぱく質、ヘルシー目な食生活、瞑想、マッサージ、ツボ、等々。左脳に蓄えられた知識を意志の力で(いわばShould)行っていて、長く定着したことはなく結果も出ませんでした。

なぜでしょうか?それは体の自然治癒システムと調和していなかったからだと思います。人は本能(右脳の思考)的に体を守り、疲労を防ぎ、中庸に保つ方法を知っていて、そのシステムを持っています。自律神経がよく知られた仕組みの一つですよね。この自然治癒システムに身を委ねれば良くなっていくはずなのではないでしょうか。

頭では知っていましたが、腑に落ちたのは今年が初めてでした。

それからは体感(身体とメンタル)をキャッチすることに心がけています。呼吸がひどく浅くて、仕事中は止まってしまっていたのですが、それが大幅に改善し、疲労が軽減(回復できる程度)しました。肩の緊張に気付いてからは、肩と全身の緊張を緩ませることができるようになってきました。

体が気づいてしまえば、その間違った習慣の修正には時間がかかりませんでした。自然治癒力のすごさです。

瞑想は、以前は効果を感じることなく、それでもとりあえずと思って毎日20分続けていましたが、今では10分で十分であり、高級なマッサージを1時間受けるよりも体が気持ちよく感じます。自然治癒システムと同調したら自ずと十分な量がわかり、効果を感じるようになりました。

頭でっかち(左脳主導の意思に頼る思考)だった私も体に委ねることの実感をもちはじめてからは、行動も体をいたわる方向に変わってきています。夜も眠れるようになりました。焦るクセがあり、朝の焦りが一日続いて大きく疲労させることにも気づき、自分のペースを守るようになりました。これはいくら自己啓発本を読んでもできなかったことでしたが、自然治癒力に任せたら意思の力も努力も要しませんでした。

結論としては、自然治癒力を信頼する以外に方法はないということでした。

薬では治らないというのは良く理解されていると思います。薬は切っ掛けを与えてくれますが、その後は自ら治る意外に方法はありません。整体も漢方も同じ。切っ掛けを与えてもらった後は自ら治る意外に方法はないのです。誰にも頼れません。ヘルシーな食べ物を食べれば良くなるというわけでもありませんでした。自然治癒システムが働けば、やたらヘルシーに躍起になる必要もありません。自然治癒の中で一番強力だったのは睡眠でした。体に良いといわれるこを完璧にこなしても不眠が全てを帳消しにしてしまいます。

悪い癖の矯正やメンタルの問題も同じ。カウンセリングは役立ちます。しかしそれも切っ掛けを与えてくれるものです。その悪いクセ/感情に気付き(体感/マインドフル)、しっかり認識し、自然治癒システムを信頼していると、その先もっと気づきやすくなり、自ずと治っていきます。気づいたところで自己否定したり、自己啓発本に走ると左脳の意識の力という大声によって、静かな自然治癒システムがかき消されてしまいます。自己啓発や知識は役に立ちます。それは薬のようなものです。知識は切っ掛けを与えてくれればよいのです。自然治癒システムこそが、自分に定着する正解を知っているのだと思いました。

情報も、医療サービスも、リラクゼーションサービスも簡単に手に入る時代です。そしてあらゆることが便利になった代償としてやたらとやることが増え、忙しくなりました。体調や悪い癖などの改善もチャチャっとやってしまいたい。私もそう思っていました。しかし私たちも動物。人間ほど忙しく心身を酷使し、自然の流れから遠のいてしまった動物を見たことがありません。彼らは無理をしません。バランスが崩れたら、それに気づいて、自ら治る意外に方法がない世界です。それが私たちにとっても本来の姿ではないでしょうか。動物から気づかされたこともありました。そう、私たちの体にもどんな検査技術よりも優れたセンサーがあり、どんな医学書よりも優れた自然治癒システムが内在しています。それを活用しない手はないと気づきました。