アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

自律神経が最重要

Audibleをよく聞いているのですが、日本の本で、医師によって書かれた自律神経に関する本で興味深いものがありました。

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著者の、自律神経を健康に強く保つためのキーポイントが書かれているのですがそれが興味深い。私の心に残ったそのキーポイントは、幅広く興味関心を持ち、感動体験を持つこと

大概は健康的な生活とか、ストレスを避けるとか、そういったアドバイスが多い中、”感動体験を持つ機会を積極的に持て、というのは新鮮な響きでした。もう少し具体的に話します。

自律神経系は交感神経系(興奮、ストレス)と副交感神経系(リラックス)があります。ストレス/仕事過多だとバランスが崩れますので、副交感系を使う活動も必要です。その副交感神経系の活動として、リラックス/休息/運動の他に、例えばコンサートや美術館で”おーっすごい”と感動するとか、複数のスポーツや趣味をもって、直感的に心が躍る楽しみを経験する、ということでした。(詳しくは本書をご覧ください。)

それから、一つ付け加えますと、自律神経のバランスというのは、交感神経と副交感神経のピークがフラットになればよいというわけではなくて、両方にピークがあってバランスがとれているというわけです。ですから仕事を真摯に行うこと(交感神経)と休憩&運動&感動(副交感神経)のピークがバランスよく存在することが大事ということでした。そして、健康で健やかな人生には強い自律神経が重要とのことです。それは自律神経が体力と健康(心身)を保つからです。

自分の生活を見返していて、”感動体験”が不足していると感じました…。生活のルーティン化がコロナから加速しているように思いました。それから、私個人的な問題としては、アメリカの生活は代り映えがなくて退屈...。日本人のココロを躍らせるような物や食べ物が転がっているという環境ではありませんので、刺激を作るのに継続的努力が必要です。物価高騰の超インフレの中にあっても、それを始めなければと強く思いました。

感動体験が減ってきていることに関して、もう一冊の本、養老さんの”バカの壁”から納得する部分がありました。高度に都市化された生活では、身体活動、あらゆる実体験、自然、動物等と直接接触して、経験を体感する機会がなくなってきました。身体活動はいつもるティーンのジムでの運動という形に単純化され、実体験をしなくともスマホから知識を得たりビジュアルに擬体験できてしまいます。でも人は動物ですから、実際の肌感覚を得ることが、脳神経の感動のために必要です。その基本を忘れてはならないですね。

 

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この2つの本を介して、実は私は退屈しているとわかりました。10月に有休をとって日本に一時帰国した2週間はあらゆることが新鮮で元気になりました。今それを思い返すと、そういう感動体験が運動や休息と同様に必要で、かつ残念ながら運動と休息で代替えすることができないなと思いました

自分を楽しませるのも仕事ですね(笑)。まずは興味がないと一瞬思ってもやってみるように心がけ幅を広げていきたいと思います。興味がないという気持ちがわくのは、日常からかけ離れたことであり、だから脳がAutopilot的に無視しようとしているのでしょう。いつものルーティンから出るには脳のAutopiot的反応を退け、前頭葉を使って、あえてそのいつもしないことに手を出してみることが必要なんだそうです。これもほかの本に書いてありました。