アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

Mindful (マインドフル)とは

マインドフル/Mindfulと言う言葉はよく使われていますが、その意味は人それぞれかもしれません。Google Searchによると

Mindful:Focusing one's awareness on the present moment, espacially as part of a therapeutic or meditatve techinique

Mindless: (of an activity) so simple or repititive as to be performed automatically without thought or skill; actinhng or doing without justification or concern about the consequences.

Mindfulであるとは、意識が現在(今ここ)にちゃんと存在しているということ。ヒーリングやメディテーションにかかわることと言っているので、やはり定義は人によって多少の違いがあることが前提になっているようですね。
ちなみに
MindlessはMindfulの逆と言うわけではないようですね。Mindlessはどちらかと言うと結果を考えずに行動するなど、思慮に欠けた行動を意味するようです。
 

私のたどり着いたMndfulという意味

以前に書きましたが、20年もの体調不良(肩こり、緊張、疲労等)の後の今年のBurn Outから3週間の休職に至って、回復してきている自分がたどり着いたMindfulという状態とはこれです。

体のあらゆるセンサーがとらえた生化学的なデータや体感を受信して、それを中庸に保つように代謝や行動を自然に調節できる状態にあること。
意識が今ここにある、ということに変わりはありません。その上で、脳や神経系(とくに自律神経系)が正常に働いていて、私たちの体を極力(無駄に)疲れさせないように代謝(心拍、血糖、血圧、食欲、睡眠欲、呼吸、体温など)を調節し、適切な行動を起こさせることができる状態であることであると、私は思いました。
適切な行動は、意識的と無意識的な行動を含みます。例えば、寒暖で服をこまめに調節する、PC作業で目が疲れたら自然に目をそらして休憩する、緊張が続いたら気を緩めて深い呼吸を促す、疲れたら休みを入れる、集中して仕事をした後、ちょっとお隣としゃべって気分転換する、バランスよく食べる、左ばかり使っていたら次は右を使う、変なクセができたらそれに気づいて自然に修正するなど。
もしこういう調整が正常にできていたら、私たちは睡眠不足になることも、食べすぎることも、働き過ぎることも、土日で回復できないほど疲労することも、メンタルを疲弊させることもないのかなと思います。そのような状態であればもちろん、自分のネガティブな思考に気付くとか、自分の長所・短所を理解するとか、自分の好きなタイプの活動や仕事は何なのか、など、そういうことも把握できているはずです。それが究極のMindfulな状態だと、私は考えます。
 
Mindfulであることの障害となるかく乱物質
いわゆるストレスというものが障害になっていると思います。つまりストレスが脳や神経系のかく乱物質というわけです。ストレスというのも、幅広い意味のあることばですよね。これは、あらゆる刺激やシグナルであって、私たちに備わるセンサーが感知して脳神経系に送っているシグナルよりも強い刺激であり、それが多い、または常に存在するために、脳神経系がそれに囚われてしまっている。そういうたぐいの刺激だと考えます。外界刺激も自分の頭の中で作られる思考刺激(とくにネガティヴ)も含みます。
 
Mindfulな状態を取り戻すために
子供の時はもっとMindfulだったに違いありませんね。あの頃は自分の好き嫌いに正直で、ねたければ寝るし、食べたい時に食べていました。思いっきり笑ったり、泣いたり。きっと脳神経系が信号を受信してそれがストレートに行動を起こさせていたんですね。大人になってストレスがあると、受信/行動が鈍り、いろいろな意味での脳/体の疲労を起こします。大人になっても意識を自分の中に持っていられる
私が今目指しているのは、体感に敏感になろうということです。それには気分感覚も含みます。そうすることで気分と行動のクセに気付き、修正していけるのではないかと考えています。四六時中肩に力が入っているという変なクセに気付いたのは2か月前。いったん気づいたら、体が本来持っている受信と行動の調節により、案外容易に、自然に治ってくれました。自然治癒力のなせる業です。それに勝るものはないと実感です。ほかにもたくさん、まだ気づいていない変な気分と行動のクセがあるはずです。それに気づいていきたいのです。そのために仕事環境を静かにするとか、つまり自分の意識をさらって行ってしまう雑音を生活からできるだけ減らす、そういうことを考えるようになりました。
 
成功している人たち
こういう結論に至った今思うこと。人生に成功している人たちはMindfulであることの結果ではないかと思いました。自分と性質と自分の生化学がわかり、自然治癒力が発揮できる人たちは健康であり、強みを生かして、そしてon/offのバランスをとりながら活発に仕事ができるだろうと思うからです。高い能力が必要なのではない、ということがようやくわかりました。雑音に負けないように自分の体感(基部感覚も含む)を察知できているという状態が究極のゴールだなと思いました。