アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

カウンセリングの効果、ポジティブの上塗りはもうやめる

内向的に、コンフリクトを避けて、静かに、真面目に生きてきて、それなり”大丈夫”な人生を生きてきたのですが、その代償として、感情や考えというものをコンクリートの中に埋め込んできてしまいました。そんな状態にいたことすら、ごく最近まで気づいていなかったのですが。これが”自分の人生を歩んでこなかった”という意味で、自分が正にそれでした。

感情の出ると受けるは別

自分の感情や思いは、自分から出るのだから、出ればわかるだろうと思っていました。出るのも受けるのも同じ頭だと思っていたのです。しかし実際は、出ると受けるは別の機能。外からの刺激が危険だらけだった幼少期、外からの情報をできるだけ感じない、封じる、という方法を学習して、そのままずっと生きてきたので、本当に自分の思いがわからないのです!これは大変!(笑)

自分の思いを無視するということは自分全否定を前提していること。最近そう理解しました。外から傷つけられることを避けることに全身全霊をささげてきたのです。傷つけられたとか、悲しいとか感じたくなかったので(そうせずにはいられなかった)、自分の感情が何であれ、上がってきたものは封じこめてきのです。

以前までの私の改善策

以前は”がんばって”改善しようとしてきました。精神論です(笑)。いいこと(ポジティブ思考、早起き、ジャーナリング、ギブを心がけるなど)を続ければ習慣になると信じて、そしてそれをいつも中途半端にやめる自分をダメと評価して、頑張って改善しようとしていました。結果として、成功したことは一度もありません。うまくいかなかったり、疲れたりして失敗経験を積み重ねるに至り、もっと自信を無くす逆効果でした。

 

これからの私の改善策

いくら頑張ってポジティブなことを行っても、私の内側がふさぎ込んで、自分を否定し続けていて、緊張で硬くなっていては、何も学びません。You can't fake yourself.自分を無視して表面的にきれいなペンキを塗るようなことをしても続かないのです。苦しいだけでした。だからこれからは、頭で考えて”頑張る”のではなく、自分の内側が自ずと柔らかくなっていくようにさせていこうと思います。

自分にできることは”間接的”な努力。効果や結果を求めずにカウンセラーと話す。自分の緊張や疲れにできるだけ気を配り、気づいたときには休む。5分でもいいから休む。結果を考えずに(楽しいか、得があるかなど)いつもと違うことをやる。小さいことでも一人ででもいいので、外に出て何かをする。何かを食べる、買う。別の仕事を探してトライしてみる。違う服を買ってみる、など。行動の結果、何かを感じるはず。その自分からのフィードバックを感じてみる。そうしたら少しずつ、アイデアが出てくるようになってきました。大したアイデアではありません。でも今まではほぼゼロでしたので、これは改善です。ランダムで価値がなくても、アイデアが出てくるとなんだか生気が戻ってきた感があります。10+年もいたこの場所から出たがってたんだとわかりました。職業にも満足していなかったのですが、若い頃いた原点に戻ろうかなとか、考えが進んできました。

カウンセリングの効果、ポジティブの上塗りはもうやめる

いいカウンセラーを見つけるのは大変です。どんな相手がいいかは各自違いますので知人の紹介だって当たるとは限りません。私は最初の人は全く自分のニーズに合っていなくて、質問を投げかけて話させてはくれるのですが、意外に質問を投げられるとそれにこたえることがこっちの仕事になってしまって、自分の考えを深めることにはなりませんでした。答えずらいことを聞かれ、そのうち相手が気持ちよいように答えるようになったりして(私がセラピストに気を使ってどうする?)、ストレスでした。

次の(今の)セラピストは、多分私のニーズに対して専門ではないと思いました。でも彼女は聞いてくれます。聞いてくれると(質問は少ない)話しやすいし、話すことで深いところにあったものが少しづつ出てきました。だから私は彼女に助けられています。安心してダークなことを話せるというのは、確かにセラピストを相手に話す以外に考えられません!10年、20年前に知っていればよかった。

こうやって自分の中に埋もれてきたものを、人の助けを借りて引っ張り出すことで、内側が柔らかくなり、自分が安心できるようになったら外界にも心が開くはずとおもっています。自力で頑張ってポジティブの上塗りをするのはもうやめます。内側に風穴をとおし、そこから出てくるランダムなアイデアの中で遊ぶという方法をとってみます。きっと子供はこうやって成長していくんだろうな。子供の頃してこなかったその作業を今からやってみるという感じです。