アメリカ会社員のビジネス英語と生活 blog

アメリカの会社、ビジネス英語とマインドフルネスや心身の健康について書いています。

My picks of affordable Red Wines in 2022 - お手頃価格でおいしかった赤ワイン 2022

今日はお手軽価格($20+)で購入できる赤ワインで特に美味しかったなぁと思うものをいくつかご紹介します。アメリカに住んでいますので、日本でも簡単に手に入るものであるかはわからないのですがご参考になればと思います。

ワインは人それぞれ好みがありますよね。自分を幸せにしてくれるワインを見つけるには、残念ながら近道はありません。私はワインに触れる機会を積極的に増やして見つけてきました。(テイスティングを積極活用)一旦好きなワイナリーが見つかると、そのワイナリーのものをいくつか試すなどして幅が広がります。

ご参考までに、私の赤ワインの好みは、スムーズ、軽め、Pino NoirよりCabernet Sauvignonが好きです。

$20+の価格帯

  • Carvalhas Tinto Douro, Red wine, Portugal

詳しくはわからないのですが(汗)ポルトガルの赤ワイン。上品な飲みやすいテイストでした。近頃は有名どころ(産地)ではないところのワインを探索しています。クオリティーが高いのにコストが低めです。素晴らしい。

Carvalhas Tinto Douro, Red wine, Portugal

 

  • Decoy By Duckhorn Cabernet Sauvignon Limited

DECOYはNAPAのワイナリーで、よく知られています。アメリカの大概のワインストアーやリカーストアー、あるいはスーパーのお酒セクションでも見かけられます。量産であっても品質にこだわりをもつようで、品質が良いです。印象ではLimited versionの方がテイストがよいです。赤も白も幅広く扱っています。

Decoy By Duckhorn Cabernet Sauvignon Limited



  • STONEHEDGE

これもNAPAのワイナリー。お手頃価格でそこそこ上品なテイストを楽しめます。

Stonehedge Grand Reverse, Napa, Cabernet Sauvignon

 

  • Fieldhouse 301 Pinot Noir, California by Scout & Cellar
    CAにあるワイナリーScout & Cellarとは、うちのアパートで行われたワインテイスティングのイベントで知り合いました。ここは化学物質を極力最小限に抑えてクリーンなワインを作ることをコンセプトにしています。Field Houseはいくつか試した中で個人的に最も好きなものでした。スムーズで非常に”優しい”味です。新鮮な感覚でいsた。ゆっくり舌で味わって飲んでください!

scoutandcellar.com

Fieldhouse 301 Pinot Noir, California, by Scout & Celler

 

  • Château l'Embrun、2004

フランス産の2004年版。なんだかすごく時を超えた貴重な体験をさせてもらえたような気がしました。飲みやすく、時の重みを感じさせる落ち着いた柔らかな味わいです。

Château l'Embrun 2004, Red



$50+ or higherな価格帯

  • Amici Cabernet Sauvignon Napa

CA NAPAのワイナリー。こちらはちょっと高い価格帯。高いものにはエレガンスな風味(風格)がありました。言葉で表現できないのが残念(語彙を教えてください!)ゆったりとした発酵のなせる業ですね。これにはReserved versionもあって、それは$125くらいでした。Reserved Versionは追加で1年発酵させたと言っていたと思います。個人的にはReservedでないこちらの方が好きでした。きっと私は、赤では軽めのテイストが好きなのかもしれません。

 

AMICI, Cabernet Sauvignon Napa,
  • Chateau Langoa Barton St Julien, 2009
    これは$130位します。France Bordeaux。ちょっと高いです。味に存在感を感じます。しっかりした味わいがあります。そして落ち着いています。

Chateau Langoa Barton St Julien, 2009

以上です。ご参考になればうれしいです。皆さんのお好きなワインについても興味があります!

自律神経が最重要

Audibleをよく聞いているのですが、日本の本で、医師によって書かれた自律神経に関する本で興味深いものがありました。

amzn.asia

著者の、自律神経を健康に強く保つためのキーポイントが書かれているのですがそれが興味深い。私の心に残ったそのキーポイントは、幅広く興味関心を持ち、感動体験を持つこと

大概は健康的な生活とか、ストレスを避けるとか、そういったアドバイスが多い中、”感動体験を持つ機会を積極的に持て、というのは新鮮な響きでした。もう少し具体的に話します。

自律神経系は交感神経系(興奮、ストレス)と副交感神経系(リラックス)があります。ストレス/仕事過多だとバランスが崩れますので、副交感系を使う活動も必要です。その副交感神経系の活動として、リラックス/休息/運動の他に、例えばコンサートや美術館で”おーっすごい”と感動するとか、複数のスポーツや趣味をもって、直感的に心が躍る楽しみを経験する、ということでした。(詳しくは本書をご覧ください。)

それから、一つ付け加えますと、自律神経のバランスというのは、交感神経と副交感神経のピークがフラットになればよいというわけではなくて、両方にピークがあってバランスがとれているというわけです。ですから仕事を真摯に行うこと(交感神経)と休憩&運動&感動(副交感神経)のピークがバランスよく存在することが大事ということでした。そして、健康で健やかな人生には強い自律神経が重要とのことです。それは自律神経が体力と健康(心身)を保つからです。

自分の生活を見返していて、”感動体験”が不足していると感じました…。生活のルーティン化がコロナから加速しているように思いました。それから、私個人的な問題としては、アメリカの生活は代り映えがなくて退屈...。日本人のココロを躍らせるような物や食べ物が転がっているという環境ではありませんので、刺激を作るのに継続的努力が必要です。物価高騰の超インフレの中にあっても、それを始めなければと強く思いました。

感動体験が減ってきていることに関して、もう一冊の本、養老さんの”バカの壁”から納得する部分がありました。高度に都市化された生活では、身体活動、あらゆる実体験、自然、動物等と直接接触して、経験を体感する機会がなくなってきました。身体活動はいつもるティーンのジムでの運動という形に単純化され、実体験をしなくともスマホから知識を得たりビジュアルに擬体験できてしまいます。でも人は動物ですから、実際の肌感覚を得ることが、脳神経の感動のために必要です。その基本を忘れてはならないですね。

 

 amzn.asia

 

この2つの本を介して、実は私は退屈しているとわかりました。10月に有休をとって日本に一時帰国した2週間はあらゆることが新鮮で元気になりました。今それを思い返すと、そういう感動体験が運動や休息と同様に必要で、かつ残念ながら運動と休息で代替えすることができないなと思いました

自分を楽しませるのも仕事ですね(笑)。まずは興味がないと一瞬思ってもやってみるように心がけ幅を広げていきたいと思います。興味がないという気持ちがわくのは、日常からかけ離れたことであり、だから脳がAutopilot的に無視しようとしているのでしょう。いつものルーティンから出るには脳のAutopiot的反応を退け、前頭葉を使って、あえてそのいつもしないことに手を出してみることが必要なんだそうです。これもほかの本に書いてありました。

自然治癒力がすごい-体調もメンタルも悪い癖も

今日はのテーマは、最終的には自ずから治癒、改善する以外に方法はないということで書きたいと思います。これは体調も、メンタルも、自己啓発/改善全てにおいてです。

以前の投稿で書きましたが、20年もの体調不良(肩こり、疲労など)から、ついに今年に3週間の休職に至って、”底を見た”ことによって、自ずから自然治癒力に委ねるように考えが変わりました。

今思えば、体にいいはずで良かれと思って様々なことをしてきました。整体、漢方、ジム、エアロビ、マラソン、水泳、動物性たんぱく質、ヘルシー目な食生活、瞑想、マッサージ、ツボ、等々。左脳に蓄えられた知識を意志の力で(いわばShould)行っていて、長く定着したことはなく結果も出ませんでした。

なぜでしょうか?それは体の自然治癒システムと調和していなかったからだと思います。人は本能(右脳の思考)的に体を守り、疲労を防ぎ、中庸に保つ方法を知っていて、そのシステムを持っています。自律神経がよく知られた仕組みの一つですよね。この自然治癒システムに身を委ねれば良くなっていくはずなのではないでしょうか。

頭では知っていましたが、腑に落ちたのは今年が初めてでした。

それからは体感(身体とメンタル)をキャッチすることに心がけています。呼吸がひどく浅くて、仕事中は止まってしまっていたのですが、それが大幅に改善し、疲労が軽減(回復できる程度)しました。肩の緊張に気付いてからは、肩と全身の緊張を緩ませることができるようになってきました。

体が気づいてしまえば、その間違った習慣の修正には時間がかかりませんでした。自然治癒力のすごさです。

瞑想は、以前は効果を感じることなく、それでもとりあえずと思って毎日20分続けていましたが、今では10分で十分であり、高級なマッサージを1時間受けるよりも体が気持ちよく感じます。自然治癒システムと同調したら自ずと十分な量がわかり、効果を感じるようになりました。

頭でっかち(左脳主導の意思に頼る思考)だった私も体に委ねることの実感をもちはじめてからは、行動も体をいたわる方向に変わってきています。夜も眠れるようになりました。焦るクセがあり、朝の焦りが一日続いて大きく疲労させることにも気づき、自分のペースを守るようになりました。これはいくら自己啓発本を読んでもできなかったことでしたが、自然治癒力に任せたら意思の力も努力も要しませんでした。

結論としては、自然治癒力を信頼する以外に方法はないということでした。

薬では治らないというのは良く理解されていると思います。薬は切っ掛けを与えてくれますが、その後は自ら治る意外に方法はありません。整体も漢方も同じ。切っ掛けを与えてもらった後は自ら治る意外に方法はないのです。誰にも頼れません。ヘルシーな食べ物を食べれば良くなるというわけでもありませんでした。自然治癒システムが働けば、やたらヘルシーに躍起になる必要もありません。自然治癒の中で一番強力だったのは睡眠でした。体に良いといわれるこを完璧にこなしても不眠が全てを帳消しにしてしまいます。

悪い癖の矯正やメンタルの問題も同じ。カウンセリングは役立ちます。しかしそれも切っ掛けを与えてくれるものです。その悪いクセ/感情に気付き(体感/マインドフル)、しっかり認識し、自然治癒システムを信頼していると、その先もっと気づきやすくなり、自ずと治っていきます。気づいたところで自己否定したり、自己啓発本に走ると左脳の意識の力という大声によって、静かな自然治癒システムがかき消されてしまいます。自己啓発や知識は役に立ちます。それは薬のようなものです。知識は切っ掛けを与えてくれればよいのです。自然治癒システムこそが、自分に定着する正解を知っているのだと思いました。

情報も、医療サービスも、リラクゼーションサービスも簡単に手に入る時代です。そしてあらゆることが便利になった代償としてやたらとやることが増え、忙しくなりました。体調や悪い癖などの改善もチャチャっとやってしまいたい。私もそう思っていました。しかし私たちも動物。人間ほど忙しく心身を酷使し、自然の流れから遠のいてしまった動物を見たことがありません。彼らは無理をしません。バランスが崩れたら、それに気づいて、自ら治る意外に方法がない世界です。それが私たちにとっても本来の姿ではないでしょうか。動物から気づかされたこともありました。そう、私たちの体にもどんな検査技術よりも優れたセンサーがあり、どんな医学書よりも優れた自然治癒システムが内在しています。それを活用しない手はないと気づきました。

アメリカビジネス英語21 - チームメンバーに発言しやすくする言葉(please chime in)

会社のミーティングにおいて、自分がorganize(主催)して、自分が進行役ではあるものの、参加者の中にその案件にかかわる専門の人(たち)がいるということはよくありますよね。

でも自分が進行役であるため、自分がバックグラウンド(背景)を話し、この会議の目的を説明し、詳細の説明に入っていくわけです。そんな時に、専門のメンバーにもいいタイミングで発言してもらって、補足してもらったり、より正確に言い直してもらったりしてもらえると助かる、と言うことはありませんか?そんな時に一言あらかじめ言っておくと相手も口をはさみやすいという、便利な表現です。

 

ある特定の人に対して補足的発言をしやすくする表現:

  • please feel free to chime in (チャイムイン)
  • please correct me if I was wrong

例えば、Daveが本件の詳細を良く知っている専門メンバーだったとします。あなたは背景を説明し始めるときにこんなふうに言うことができます。この場合、その相手の名前を挟むことが普通です。

As some of you are already aware, there will be blasting material change at the Supplier XYZ. This will happen fairly urgently, so the purpoe of this call is to understand if there is any impacts to Supply chain, quality and regulatory. I will give you guys some background, and Dave, please feel free to chime in. The supplier XYZ recently told us that they would need to change blasting material because current material caused fire a couple of times. They are investigating several alternative materials....

 

全てのメンバーに一息考える時間と質問、発言の機会を与える表現:

複雑だったり、複数のポイントを取り扱わなければならない場合、自分が5分も10分も続けて話すと、特にconference callでは、周りがついていけなくなることがあります。そこで、区切りの良いところでI will pose here.とかI will pose here if any questions or comments.とって一息入れることでメンバーが質問したり、頭を整理する時間になったりして、相手にとって理解しやすいミーティングにすることができます。

 

英語のテレカン等で少しでもお役に立てれば嬉しいです。

Mindful (マインドフル)とは

マインドフル/Mindfulと言う言葉はよく使われていますが、その意味は人それぞれかもしれません。Google Searchによると

Mindful:Focusing one's awareness on the present moment, espacially as part of a therapeutic or meditatve techinique

Mindless: (of an activity) so simple or repititive as to be performed automatically without thought or skill; actinhng or doing without justification or concern about the consequences.

Mindfulであるとは、意識が現在(今ここ)にちゃんと存在しているということ。ヒーリングやメディテーションにかかわることと言っているので、やはり定義は人によって多少の違いがあることが前提になっているようですね。
ちなみに
MindlessはMindfulの逆と言うわけではないようですね。Mindlessはどちらかと言うと結果を考えずに行動するなど、思慮に欠けた行動を意味するようです。
 

私のたどり着いたMndfulという意味

以前に書きましたが、20年もの体調不良(肩こり、緊張、疲労等)の後の今年のBurn Outから3週間の休職に至って、回復してきている自分がたどり着いたMindfulという状態とはこれです。

体のあらゆるセンサーがとらえた生化学的なデータや体感を受信して、それを中庸に保つように代謝や行動を自然に調節できる状態にあること。
意識が今ここにある、ということに変わりはありません。その上で、脳や神経系(とくに自律神経系)が正常に働いていて、私たちの体を極力(無駄に)疲れさせないように代謝(心拍、血糖、血圧、食欲、睡眠欲、呼吸、体温など)を調節し、適切な行動を起こさせることができる状態であることであると、私は思いました。
適切な行動は、意識的と無意識的な行動を含みます。例えば、寒暖で服をこまめに調節する、PC作業で目が疲れたら自然に目をそらして休憩する、緊張が続いたら気を緩めて深い呼吸を促す、疲れたら休みを入れる、集中して仕事をした後、ちょっとお隣としゃべって気分転換する、バランスよく食べる、左ばかり使っていたら次は右を使う、変なクセができたらそれに気づいて自然に修正するなど。
もしこういう調整が正常にできていたら、私たちは睡眠不足になることも、食べすぎることも、働き過ぎることも、土日で回復できないほど疲労することも、メンタルを疲弊させることもないのかなと思います。そのような状態であればもちろん、自分のネガティブな思考に気付くとか、自分の長所・短所を理解するとか、自分の好きなタイプの活動や仕事は何なのか、など、そういうことも把握できているはずです。それが究極のMindfulな状態だと、私は考えます。
 
Mindfulであることの障害となるかく乱物質
いわゆるストレスというものが障害になっていると思います。つまりストレスが脳や神経系のかく乱物質というわけです。ストレスというのも、幅広い意味のあることばですよね。これは、あらゆる刺激やシグナルであって、私たちに備わるセンサーが感知して脳神経系に送っているシグナルよりも強い刺激であり、それが多い、または常に存在するために、脳神経系がそれに囚われてしまっている。そういうたぐいの刺激だと考えます。外界刺激も自分の頭の中で作られる思考刺激(とくにネガティヴ)も含みます。
 
Mindfulな状態を取り戻すために
子供の時はもっとMindfulだったに違いありませんね。あの頃は自分の好き嫌いに正直で、ねたければ寝るし、食べたい時に食べていました。思いっきり笑ったり、泣いたり。きっと脳神経系が信号を受信してそれがストレートに行動を起こさせていたんですね。大人になってストレスがあると、受信/行動が鈍り、いろいろな意味での脳/体の疲労を起こします。大人になっても意識を自分の中に持っていられる
私が今目指しているのは、体感に敏感になろうということです。それには気分感覚も含みます。そうすることで気分と行動のクセに気付き、修正していけるのではないかと考えています。四六時中肩に力が入っているという変なクセに気付いたのは2か月前。いったん気づいたら、体が本来持っている受信と行動の調節により、案外容易に、自然に治ってくれました。自然治癒力のなせる業です。それに勝るものはないと実感です。ほかにもたくさん、まだ気づいていない変な気分と行動のクセがあるはずです。それに気づいていきたいのです。そのために仕事環境を静かにするとか、つまり自分の意識をさらって行ってしまう雑音を生活からできるだけ減らす、そういうことを考えるようになりました。
 
成功している人たち
こういう結論に至った今思うこと。人生に成功している人たちはMindfulであることの結果ではないかと思いました。自分と性質と自分の生化学がわかり、自然治癒力が発揮できる人たちは健康であり、強みを生かして、そしてon/offのバランスをとりながら活発に仕事ができるだろうと思うからです。高い能力が必要なのではない、ということがようやくわかりました。雑音に負けないように自分の体感(基部感覚も含む)を察知できているという状態が究極のゴールだなと思いました。

足るを知るとは、自分を知ること。人それぞれ

私の経験した”足るを知る”について書きたいと思います。

足るを知るというのは、ミニマリズムとかコンマリさんのように物をおおばばに手放した結果といして、これで十分というレベルを悟る、と言うような印象を持っていました。しかし私の場合、数日の自己流断食によって悟りました。人によって悟るポイントが違うのかもしれませんね。私は若いころに摂食障害になったことがあるので、食への強い意識があるんだと思います。おそらくそのために、断食で悟ったのかもしれません。

足るを知るポインは人それぞれ。皆さんが”長期的に過剰”たったと思うところがポイントかもしれません。前述のとおり、”エネルギーが足りない!”というストレスと、仕事上の不安等が原因で一日中間食をしていました。長期的にそうだったので、もはや習慣化していました。

自己流断食の経緯

YoutubeやAudibleで健康、メンタル、あるいは自律神経関係のものを聞いていて、腸と脳の相関関係の話を繰り返し聞きました。それで胃腸を休めようと思って断食を開始しました。酵素ジュースはなかったので、自分で野菜&フルーツジュースを毎朝作り、そのほかは少量の食事のみよく噛んで食べるということを5日続けました。日中はジムに行ったり、外を歩いたりして過ごしました。

エネルギー切れを感じたのは2日目。その後は慣れてしまいました。驚いたのは、おなかがすいているはずなのに、食欲が非常に弱かったです。休職中で、差し迫るストレスから解放されたことで、”頭”が作り出す強い食欲がなくなりました。そうしたら本当の食欲は”欲”に該当しないほど弱く、2日目を除いて快適に過ごせました。3週間の給食で5㎏は減りました。(もともとやせ型だったにもかかわらず)その後2か月は食欲が低く、戻りませんでした。

私にとっては、食事3食を”仕事のながら食い”をしないでよく噛んで食べることがおおきなヒーリングでした。人間にとって食は大事であり、喜びでもありますよね。考えてみれば、ながら食いしない3週間なんて20年ぶり??オドロキです。ながら食いをしていると、食べていることを実感できません。これでいかに過食だったかがわかりました。ながら食いせず、少量を大事によく噛んでたべることで、十分なレベル、つまり足るを知りました。

食の足るを知るから、ほかのことの足るを知るを悟る

そうすると、食だけでなく、服、物、そして生活上の習慣、仕事でやっていること等、様々なことについて”足る”と言えるポイントがわかり始めました。例えば服と物。私はコンマリさんの片づけとコンセプトが好きで、やりたいと思っていたのですが、正直、しっかりとは行ったことはありませんでした。プチコンマリ、と言う感じでしょうか。もともと物が少ない方なので、大々的な片づけにモチベーションがわかなかったんだと思います。しかし、断食と同時に服のコンマリをしてみたら、以前より多くの服(活躍していない)と向き合って手放すことができました。ふだん習慣で行っている物事のいくつかも、も実はtoo muchだということに気づきました。

体を完全に壊したことで、このまま自分の声を無視していたら人生がかわいそうすぎると、本気に向き合うことができたこともあると思います。低価格だからと買ったものはすぐクタクタになってしまったり、デザイン的にも自分の思いに妥協していたので、もう買わないときっぱり決めました。それより、高くてもいいなと思うものを少数買って大事に長く使うようにする決心が簡単にできました。その他5、10年前の若い時の服でくたびれたものも手放しました。コンマリさんのおっしゃるとおり、捨てられないのは過去への執着か将来への不安。実は、過去への執着=将来への不安、ですよね。体を壊して休職にまで至ったことが、過去・現在への執着を手放すことを楽にさせてくれたとも思います。それによって手放せました。

これが”足るを知る”だと思いました。字面では十分と過剰の違いを知ることという感じがします。しかし私の気づきとしては、社会や同僚など、周囲の人がどうであれ、自分はこれが欲しい、自分はこれでいい、という基準がわかった安堵感を得た、という感じです。

足るを知る=体感を察知できる=自分の人生が始まる

”足るを知る”という感覚は、食が切っ掛けでしたが、その一つのことから自動的にすべての他のことへ広がるようです。あぁ自分はこれで行こう、他人がどうであれ、これが私の至福、と言うポイントがわかる、という感覚です。

私は長いこと、非常にマインドレスで、自分の外ばかりを見て、頑張り、結果として心身ともに緊張しっぱなしで20+年を生きてきました。足るを知るという悟りで、初めてその緊張がほぐれてきました。その後の体調の回復、慢性疲労、肩こり、眼精疲労からの解放は驚くべきほどのことでした。20+年もの間、整体、鍼灸、漢方、マラソン、そしてストレッチもヨガも、何も効果がなかったものが、安堵感から来る緊張からの解放によって、2か月で改善しました

足るを知る感覚というのは、マインドを外から中に向かわせる大きな切っ掛けになりました。足る感覚は頭ではなく体感です。体感を取り戻すと、あらゆるメンタルと身体のつらい部分が体感と同じように感じ取れるようになります。(痛い、痒いなどの体感と心身の声、反応、緊張、呼吸の浅さ等は、すべて体感のたぐい)その切っ掛けがつかめ始めたらこっちのものです。ビックリするほど早く自分というものがわかり始めてくると思います。体からのシグナルが聞こえるようになるんです。そして、体感を知り始めると、心身は自ら良くなっていきます。そのスピードは意外に早いです。体は正解を知っているんです。ゴチャゴチャ頭で考えていること、不安なことが邪魔をしています。そこから自分を解放して、体感に気付いてあげると、心身は自ら、本来の場所に戻っていくということだと思いました。

休職前後の心身の変化、足るを知る

3週間の休職中は、会社の仕事やキャリア関係のことは徹底的に考えないようにして生活しました。英語で言うなら、Completely disconnected. Completely non-instrumental.

通常の私なら、3週間も時間ができたらammbicious(野心的)な計画を立ててしまうものです。しかし完全に休むことに努力は必要ありませんでした。それだけ本格的に心身が限界に疲れていたのだと思います。

 

休職前には、医師と段取りをつけ、休職をマネージする会社(うちの会社がアウトソースしている)と連絡をつけて、ということで2週間くらい準備がありました。この期間に既に、すごく救われた気持ちになりました。あ~停止できる!死ぬかと思ったけど救われた、と言うくらい大げさに。この安堵が非常に大きくて、それだけで40%は回復したのではないかと思うほど。なぜか永久的な終り(定年か転職でこの会社とお別れ)というような思いまでしてこれまでにない安堵でした。

これは多分、休職と有休の違いだと思いました。有休中は頭に仕事のことが残っていませんか?自分は休んでいるけど周りは動いているから気になるんですよね。100% diconnectが難しい。でも今回は休職だから正々堂々と停止できる。そういう思いがありました。人生初の100% Disconnect!

前述しましたが、上司に超緊急案件(ある案件のプロマネをして終わらせる)を振られてそれに取り組んだのがその2週間の間でした。この時は2週間後で”停止”であることを知っていて、そしたらその緊急案件に100%集中できました。心身は寝れないし、身体が痛いし、ボロボロでいたが、2週間で終わらせるぞと、なぜか士気満々。結論として、本当に終わらせられました。短期に終わってみんなもハッピーだったようです。

この経験で気づいたことは、私は短期集中型で、短期的プロジェクトのプロマネを楽しむということでした。そしてそれに集中できる(dedication)という環境が私を元気にさせるということでした。実際の私の仕事は真逆です(笑)。

同僚への通知に関しては、上司はうちの部署の人(全員でなくとも数人には)伝えたのではないかと思います。近い同僚数人が知っていましたので。私の仕事上、同部署への影響はほぼゼロですので同部署への連絡は重要ではありません。所属するプロジェクトメンバーへの影響があったので、プロジェクトメンバーには”3週間out of offie”だからその間に必要な緊急のことがあったら代理を置くので教えてね、という形で連絡しました。ほぼ全員の反応は”3 weeks? Nice, long vacaiton!" でした。さすがアメリカ人!そう思っていてくれた方がいいやと思ってそのままにしておきました。

休職中(8月)は好きな時間に起きて、体を良く動かして、外を歩いて、少しコンマリ(片付け)をしてと、それ以外になにも課さないで生活しました。非常に多くのAudibleや興味のあるYoutubeを聞きました。3週間では睡眠は回復しませんでした、実は。でも4-5週間後に数時間増え、10月末には6時間まで伸びました。改善は徐々に起こっていたけど、あとから効果が目に見える形でやってきたということだと思います。

休職前は過食でした。エネルギー切れがひどくて食べ続けていました。休職中はエネルギーを常に供給する必要はありません(家でのんびりですので)。そうしたら食欲が一気に減りました。その時Youtubeで4-5日の断食に興味を持ったので、自己流が入っていましたが、初めの1週間は断食まがいをしていまいた。自家製野菜ジュースで数日を過ごし、その後は少量のご飯をよく噛んで食べるという感じ。

自己流断食の結果、体重が2週間以内に5kgは減りました。もともと痩せ型の私にとっては危ない領域です。大きな気づきは、”ストレスがいかに膨大な食欲を作り出していたか”ということ。私の食行動のモティベーションの99%はストレスだったと思います。”ストレス”と言ったのはつまり、”頭”によって作り出された食欲です。休職の安堵感でその99%が消失して、プチ断食をしたら、初めて空腹からくる本当の食欲をしりました。その食欲は非常に静かでした。”欲”が該当しないくらい。単に”空腹”を知らせるだけ、みたいな。これに対してストレスの食欲は私の頭/行動を瞬時にコントロールして私をマインドレスにするほど強力で絶対的なものでした。10年、20年とかいう次元の時間をそんなストレス反応にコントロールされていたと思うと愕然です。それから食費が減りました。クッキングや買い物が減って時間が生まれました。家事が減りました。

これで初めて、”足るを知る”というこがわかった気がしました。片付けで気づく人が多いようですが、私は食のコンマリ(?)で腑に落ちました。いかにどうでもいいものをマインドレスに過食していたか。食についてだけではありません。洋服や持ち物も。コンマリさんが言うように、好きでもないものを買い替えて生きてきたことを辞めて、好きで必要なものだけを持つことへの至福な気持ちが実感できるようになってきました。

次回は足るを知るについてもう少し深めたいと思います。